【タイトル】
6月24日 全校朝会(ミート)【本文】
お話をします。 先週の火曜日はすごい雨が降っていました。火曜日以外にも雨の降る日が多くなってきました。梅雨に入りましたね。七砂小の学校へ入る門は一カ所なのでとても混雑します。雨が降るとなおさらです。門に入ったところでかさがぶつかりそうなほど、混んでいます。ここで、こんな気遣いをしているこがいました。 かさをまっすぐに持っているのでは、相手の人とぶつかります。なので、ぶつからないように少しだけかさを斜めにするのです。これは、「かさかしげ」といって江戸時代の人たちもしていたマナーで「江戸しぐさ」の一つです。雨が降ったとき前の方からもかさをさしてくる人が来てすれ違うときに、相手に雨のしずくがかからないように、また、かさどうしがぶつからないようにするしぐさです。譲り合いの心があれば、だれでもできることです。こんなしぐさを、教えられなくても自然とできる七砂小のこは、素敵だなあと思いました。 江戸しぐさは、今から150年から400年前に江戸、今の東京にたくさんの人たちが住んでいたときに、みんなで身に付けていったマナーです。江戸時代の人たちは、6歳ぐらいまでのうちに身に付けていたそうですよ。 この「江戸しぐさ」はほかにもあります。例えば「七三あるき」道路で急ぐときに「自分の道は3つ分、道の7割は急ぐ人とか大きな荷物を運ぶ人のためにあけておく」 「うかつあやまり」道で足を踏まれたときに、もちろん踏んでしまった人はあやまりますが、踏まれた方も「こちらこそ、ついうっかりしていました。すみません。」と話して踏んでしまった人も踏まれた人もいやな気分にならないようにすること・・・他にもたくさんあります。時間のあるときに、調べて見ても面白いですね。 6月のふれあい月間も最後の週となりました。相手の人を大切にしようとか友達に親切にしようという思いは、みんなもっていると思いますが、行動しなければ見えません。思いは見えませんが、思いやりは見えます。6年生の道徳の授業でも考えていましたね。ぜひ、江戸時代の人たちもしていた「相手への思いやりのある行動」ができるといいですね。 これでお話を終わります。【添付ファイル】
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