【タイトル】

10月10日 前期終業式での校長の話

【本文】

先ほど、みなさんが前期に頑張ってきたことを家の人たちにお知らせする「あゆみ」を代表の人たちに渡しました。 このあゆみの左側はそれぞれの教科で3つの項目があります。1年生は少し違いますが、後期からは3つの項目になるので覚えておいてください。 この3つの項目は、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力、人間性」となっています。  この3つの項目、3つのポイントの意味を、どうやってみなさんに分かるようにできるか、考えました。そして「ドラえもん」で考えるとわかりやすいかと思ったので、聞いてください。  教科書で学んで覚えたこと(知識・技能)は、これはひみつ道具です。勉強すると、みんなの中のひみつ道具が、増えていきます。でも、ひみつ道具の中には、よく使うものとめったに使わないものがあります。では、使わない道具はもたなくてもよいのでしょうか?もっとわかりやすく言うと、「タケコプター」と「どこでもドア」しか持っていないドラえもんがいたら、大丈夫でしょうか?だめですよね。そのときすぐには使わなくてもいずれ使うことがあるので道具はたくさん持っていた方がいいですよね。小学校で学ぶ「知識」や「技能」は、今すぐは使わなくても大人になってから使えるとよい道具がたくさんあります。ですからたくさん覚えていろいろなことができるようになった方がいいのです。  ひみつ道具をたくさん持っていても、じょうずに選べないドラえもんは、困ります。空を飛びたいときに、「スモールライト」を出してもダメなのです。小学校の勉強では、ひみつ道具、「知識や技能」のうちどれがいいのかを考え、判断し、使う力(思考力・判断力・表現力)も身に付けていきます。  ひみつ道具がふえて、じょうずに選べるようになってもまだダメです。ネコ型ロボットは、のび太君を助けるのが一番大切なのです。  みなさんも、学校で勉強して知識や技能が増え、知識を上手に使えるようになっても、最後に自分や社会の役に立てなければダメなのです。これを「学びに向かう力、人間性」といいます。  「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「学びに向かう力、人間性」という3つのポイントを一人一人チェックして先生方がつくったのが、今日もらう「あゆみ」なのです。たくさんひみつ道具知識や技能を増やして、上手に選んで使う力「思考力・判断力・表現力」を伸ばし、自分や社会の役に立つような人を目指して、後期もがんばりましょう。  これでお話を終わります。


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