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7月14日 Meet朝会の話
7月14日 全校朝会の話
みなさん、この「ひとつのことば」という詩を知っていますか?北原白秋という人が作った詩です。
「ひとつのことばで けんかして ひとつのことばでなかなおり」・・・このしかくには何が入るでしょう
「ひとつのことばで あたまがさがり ひとつのことばでこころがいたむ」
・・・あたまがさがる・・・これはごめんなさいの意味かと思われますね
「ひとつのことばでたのしくわらい ひとつのことばでなかされる」
「ひとつのことばはそれぞれに ひとつのこころをもっている」
「きれいなことばはきれいなこころ やさしいことばはやさしいこころ」ここへ入る言葉はみなさんもう、分かりますね
私たちは毎日言葉を使って生活しています。でもなぜその使うかはいちいち考えません。当たり前のことですから。わたしたちは言葉で自分の考えや気持ちを表しています。
言葉は単にその音や書かれたものという意味だけではなく、相手の気分を変えるという力を持っているものです。話す人の心や声の調子が大きな影響を与えることもあります。朝、みなさんから元気な「おはようございます」のあいさつ・・・これも言葉ですね。「おはようございますを」を聞くと、こちらも元気になります。ことばには元気をあげる力、相手を元気にするがあるのです。
私たちは毎日、学校やいろいろなところであまり意識せずに言葉を使っています。でも、言葉には「一字千金」とか「言わぬが花」という言葉があるようにプラスの面とマイナスの面があります。
さらに言葉には「言霊」があるというように、言葉が人を守ったり、言葉が人を傷つけたり、元気にさせたりするという特別な力があると信じてきました。
なに気なく言った言葉で友達を傷つけてしまったり、その人を助けたりすることができます。同じ言葉でも言い方によって、聞く人の気分を変えることもあります。
最初に紹介した北原白秋の詩はこんな風に終わります
「きれいなことばは きれいな心」「やさしいことばはやさしい心」「ひとつのことばを大切にひとつのことばを美しく」
私たちも言葉を発するとき、注意して言葉を選び、相手の気持ちを考えて使いたいと改めて思いました。
公開日:2025年07月17日 09:00:00