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2月2日 全校朝会の話
みなさん、おはようございます。 今日は少し難しいけれどとても大切な、休眠打破のお話をします。
まだ寒い日が続いていますが、春になると学校の桜がきれいに咲きますね。これは、去年の学校の桜です。きれいですね。でも、今の桜はまだつぼみも堅い状態です。
ここでみなさんに質問です。 桜の花が、春に満開になるために、「絶対に」必要なものは何だと思いますか?心の中で考えてみてください。
暖かいお日様でしょうか? お水でしょうか? もちろんそれも大事ですが、実はもっと大事なものがあります。それは、「厳しい冬の寒さ」です。
桜の木は、秋になると葉っぱを落として、「冬眠(とうみん)」のようにぐっすりと眠ります。 そして、冬の厳しい寒さにさらされることで、「ああ、寒い!そろそろ起きる準備をしなきゃ!」と目を覚ますのです。この、眠っていた植物が寒さによって目を覚ますことを、難しい言葉で「休眠打破(きゅうみんだは)」と言います。「休眠(きゅうみん)」は、休んで眠ること。「打破(だは)」は、それを打ち破る、つまり終わらせることです。
もし、冬の間ずっと暖かい部屋の中に桜の木を入れておいたら、どうなると思いますか? 「まだ眠っていたいなあ」と寝坊をしてしまって、春になってもきれいな花を咲かせることができないのです。 桜が美しく咲くためには、冷たくて厳しい寒さがどうしても必要なんですね。
さて、これは桜の木だけの話ではありません。 先生は、みなさんの心や体も、これと同じだなぁと思います。みなさんは今、勉強や運動、縄跳びの練習、あるいは友達との関係で、「大変だな」「難しいな」「辛いな」と思うことはありませんか? うまくいかなくて、寒い冬の中にいるような気持ちになることがあるかもしれません。
でも、その「大変な時」こそが、みなさんにとっての「寒さ」なんです。
難しい計算ドリルを頑張っている時。寒い中、縄跳びの二重跳びを練習している時。
失敗して悔しい思いをしている時。
その時、みなさんの心の中では「休眠打破」のスイッチが入ろうとしています。 「今は大変だけど、これを乗り越えたらもっとすごくなれるぞ」と、心が目を覚まそうとしているのです。
これから春にかけて、少しずつ暖かくなっていきます。 今の学年のまとめをする、とても大切な時期です。
もし、くじけそうになったら、校庭の桜の木を見て思い出してください。 「桜も今、寒さに耐えて、きれいな花を咲かせる準備をしているんだな」と。
今の「大変なこと」や「努力」は、必ずみなさんを大きく成長させてくれます。 厳しい冬の寒さを乗り越えて、4月には桜に負けないくらい立派な、みなさんだけの花を咲かせてください。今、自分が頑張っていること、辛いけど続けていることがあったら、それは『きれいな花』になる途中です。ぜひ、諦めずに続けてみてください。
これで、校長先生のお話を終わります。
公開日:2026年02月02日 11:00:00