6月8日 meet朝会 校長の話

6月8日 meet朝会 校長の話

おはようございます!きょうも元気なあいさつが聞こえてきました。

ふれあい月間ということで、生活委員の子供たちが玄関で大きな声であいさつをしていますね。みなさんも生活委員の人たちのように相手に伝わるあいさつ、できていますか?きょうはあじさい読書そしてふれあい月間ということで

この本を紹介したいと思います。「ともだちや」です。図書室にも「ともだちや」シリーズがあるので読んでみた人もいるかと思います。内気でさびしがりやのキツネが、森で「ともだちや」を始めました。1時間100円で友達になる商売です。でも友達って買えるのでしょうか?売れるのでしょうか?・・・これから先もおもしろくなりそうですね。「ともだち1時間100円!2時間200円!」森の中をキツネがのぼりをふりふり歩いていました。

さっそく森にすむくまが、食事のおともに「ともだち」を買いました。ちょうど独りぼっちの食事はつまらないと思ったところだったのです。キツネはごきげんなクマの横でイチゴを食べますが・・・・イチゴなんて普段は食べません。まずいなあと思いながらイチゴを飲み込み、お代をいただきました。「あまいだろう。ともだち!」「あまいですねえ。はちみつは。クマさん。」「クマさんだって。やめろ!やめろ!ともだちじゃないか。クマでいい。クマと言え!キツネ。」「く・・・ク、クマ」「なんだキツネ」キツネはイチゴでしくしくするおなかをおさえながら200円いただきました。

しくしく痛むおなかをかかえながら、よろよろとまた歩き始めたキツネ。「おい!キツネ」次に「ともだちや」のキツネを呼んだのはおおかみでした。キツネはオオカミのトランプの相手をすることになります。今度は二人でひとしきり大盛り上がりで遊びました。トランプはオオカミが三回勝ってキツネが一回勝ちました。ところが、キツネがお代をいただこうとすると、オオカミはカンカンに怒って・・・?そのあとに続いたまさかの言葉にキツネはびっくり!やってきた時とは反対に、ウキウキとオオカミの家をあとにするのでした!

ともだちやシリーズは図書室にもこんなにいっぱいありました。みなさんが読んでみた本もありましたか?この本の作者内田麟太郎さんはどんな思いでこの話を書いたのかなと思ってインターネットで調べてみました。

「友達はつくろうとして無理につくるものではなく、気がついたら自然にできているもの」こんなふうに言ってました。また、「きれいごとだけではない、リアルな関係だ」とも言ってます。シリーズの中では、仲良く遊ぶ楽しさだけでなく、「すれ違い」「嫉妬」「ケンカ」「お節介へのもやもや」といった、わたしたちの友達関係にもある、友達との良い面だけでなく、悪い面も乗り越えていくそんな話が出てきます。先ほど読んだ『ともだちや』で、キツネはお代(お金)を求めますが、オオカミに「ともだちから かねをとるのか」と激怒されます。こんな風に、ともだちとは、損得勘定とか関係なく、なにかくれるから友達になるとかではないことも分かります。またお話の中で「ともだちなんていらない」と強がってしまう裏には、実は「誰かとつながりたい」という強い願いが隠れているなんていうこともお話を通して訴えてきます。こうやって考えてみると絵本は低学年のものではなく、高学年でも大人でもまた違った読み方で楽しめますね。

それぞれの本の楽しみ方で読んでみてください。これでお話を終わります。

 

公開日:2026年06月08日 20:17:48
更新日:2026年06月08日 20:19:16