江東区立第七砂町小学校

SSTボードゲーム「フレンドシップアドベンチャー」は、島を一周するともらえる宝物を集めながら、5つの島をめぐるボードゲームです。
それぞれの島にはソーシャルスキルのテーマが設定されており、子どもは島に設置された質問カードに答えながらゲームを進めていきます。
自分の気持ちや意見をグループで共有することで、ソーシャルスキルトレーニングを進めていきます。「自分」について語る質問カードも盛り込まれており、ゲームを通して、子どもの自己理解や他者理解が促進されます。

　折り紙は個別学習で取り組むこともありますが、小集団学習で取り組むこともあります。
　小集団学習では、こどもたちが後からでも作り方を確認できるように、写真のような説明書を見せながら指導することもあります。本物の折り紙を使って作ったものです。

　自分で折り紙を動かしながら確認することができるので安心して取り組むことができます。

　最近は動画サイトでも折り方の紹介をしているサイトがたくさんあります。
　冬休みの時間を利用してご家庭でも挑戦してみてはいかがでしょうか。

　ひまわり教室では折り紙を学習に取り入れることがあります。
　それぞれの児童に合わせて指先の力を高める、手本をよく見てまねをする、｢どうぞ｣と言われるまで手を膝にして待つなど様々なめあてを設定して取り組んでいます。　

　季節に関係するものや遊べる折り紙は児童の｢作りたい！｣という意欲を高め、上手に折ろうという動機付けになります。

　写真は児童が作ったものです。上手に折って
かわいい顔を描きました。

　話し合う力の向上を狙い、話し合い名人になろうという活動を行いました。

　話し合う力が身に付くよう、４つのレベルを設定しました。

レベル１　聞く・話す名人
レベル２　相槌・質問名人
レベル３　バランス名人
レベル４　話し合い名人

　学習を積み重ねる中で、聞いたり、話したり力が身に付きました。また、レベル４の時間に行った話し合い活動では、自分の意見を譲ったり、良い意見に共感したりする姿が見られました。
　ひまわり教室で学習したことが、学校生活で生きるよう、これからも様々な活動に取り組んでいきます。

　１０月２８日にひまわり教室の展示会を行いました。
　この日は、ＳＳＴ（ソーシャルスキルトレーニング）に関する教材、運動の教材、目や手先の力を高める教材などを用意しました。
　こどもから大人の方まで、大勢いらしてくださり、実際に教材に触れる姿がありました。巡回指導教員が教材について説明することができてよかったです。

　今後もホームページの活動紹介などを通して、多くの方にひまわり教室で行っていることを知ってもらったり、興味を持ってもらえたりできるようにしていければと思います。

　ご家庭でこどもを叱ってばかりしていませんか？「そんなことしてはダメでしょ！」「前も言ったのに！何回、言ったら分かるの！」など、つい言ってしまうことがあるかと思います。叱ってばかりいると保護者もこどももお互いにストレスが溜まってしまいます。
“７割褒めて３割叱る”のが丁度いいとも言われています。しかし、褒めたいと思ってもこどもが言うことを聞かなかったり、宿題や手伝いをしなかったりすると、ついつい注意することが増えてしまうという声をよく聞きます。そこでおすすめの方法があります。

１、「こどもの良い行動を見つけ、どんどん褒める」
帰ってきて「ただいま」と言えたら褒める、手洗いができたら褒める、宿題をやっていたら褒める、食事を残さず食べることができたら褒めるなど、普段では見過ごしてしまいそうな小さい良い行動を細かく褒めます。こどもも『また褒められたい。』と思い、良い行動が増え、保護者も褒めることでストレスが減ります。

２、「保護者が褒める機会を作る」
こどもができそうなお願いをして褒めることも効果的です。
＜例＞「この荷物を運んでくれる？」「郵便受けからお手紙を取ってきてくれる？」
できたときは「ありがとう。凄く助かっちゃった。」「力持ちだね。手伝ってくれてとても嬉しかったよ。」とたくさん褒めてあげましょう。こどもも手伝うことの喜びを感じられます。

たくさん褒めて、こどもも保護者も笑顔になれるといいですね。是非、お試し下さい。

「時間内に準備をする」ということは

１）「準備をする」
２）「制限時間を意識する」

という２つのことを同時にこなすことが必要です。
しかし「２つのことを同時に進めること」がとても苦手な子もいます。
そこで「制限時間を意識する」の負担を減らしてあげることが有効です。

通常は時計を見ながら残り時間を瞬時に把握して行動することができます。しかし、時計はその時点の時刻を示すもので残り時間を示すものではないため、瞬時に残り時間を把握することが難しいです。

そこで、瞬時に残り時間を把握できるように「タイムタイマー」を使うことが有効です。
タイムタイマーは残り時間が赤で示され「あと残り時間はどれくらいか」が視覚的に分かりやすくなっています。

【お願いトランプ】

「お願いトランプ」という活動をしました。
誰もが一度はやったことがあるであろう「ババ抜き」のルールに似ており、取り組みやすい活動です。
最後に１人だけ残ることがなく、２人同時にあがることができるため、勝ち負けに拘る児童も受け入れやすい特徴があります。

小集団で行いました。
「○○さん、□のカードを持っていますか」という丁寧なお願いや「探してくれてありがとうございます。」というお礼の言葉を積極的に言う様子が見られました。

普段の生活の中で、お願いしたり、お礼を言ったりする場面で、生かせることを期待しています。

ひまわり教室では、視覚化を行って児童の学習の支援をしています。

写真は、学習する際に大切な６つの約束（「いすに座る」「話している人を見る」「聞く」「口を閉じる」「手を挙げる」「近くの先生に相談」）の絵カードと、困ったことを伝えるための話型（便利な言葉）を提示したものです。

耳から得た情報は消えてしまいますが、カードにして提示しておけば、必要な時にいつでも必要な情報を確認することができます。

これらのカードを提示すると、児童が自分で気付いて姿勢を正したり、相手の方を見たりすることや、自ら助けを求めることができます。

自分でできたことをほめることで、児童の自己肯定感を高めることにもつながります。

４月になり、昨年度と担当の先生が変わらない児童もいますが
中には新しい担当の先生や新しいメンバーと一緒に学習をしている児童がいます。

初回の授業では、自己紹介を行いました。
お互いのことを知ったり好きなことを伝え合ったりして、信頼関係を深めているところです。

小集団学習では、そのグループの実態に応じて、自己紹介のやり方を工夫して行いました。
　・その場で名前と好きなことを発表する
　・話せるテーマを自分で選んで、発表する
　・プリントに記入して、前でスピーチをする
　・発表されたことに対して質問をする
　・指定された２択から好きな方に動いて、互いの共通点を見つける　など

みんなと同じようにしなければ…ではなく、実態に合わせて色々なやり方を試してみると、「これならできる」やり方を見つかるはずです。